ディアリースターズのダンスのヒミツ

 みなさん、こんにちは。

 雑誌の取材で、「開発秘話とかあったら教えてください」なんてよく聞かれるんですが、とっさにうまい言葉が出てこなくて「ええと、特にないです。あ、ブンケイPがステキでした。」とか無難に(?)答えてしまうカメコJです。

 雑誌みたいな、すべての人に、ふむふむって思ってもらう話って難しいです。今回は、わかる人だけわかってもらえればいいやーと思いながらのコラムを書いてみようと思います。


 アイドルマスターディアリースターズが今までのタイトルと大きく違う点のひとつに、ダンス実演を桜ふみさんという、実際のタレントさんに踊ってもらったというのがあります。

 今までは、プロのダンサーさんにお願いしていたのです。彼女たちは、非常に高いクオリティーのダンス実演をしてくれて、それはアイマスダンスのクオリティーにつながっているのですが、カメコJ的には、どうしても1つだけ、不満点がありました。彼女たちはダンスのプロですが、アイドル歌手のプロじゃない、という点なのです。


 突然ですが、アイドルの魅力ってなんだと思いますか?


 カメコJは、女の子本人が持つオーラのようなものだと思っています。
もちろん、ダンサーのように上手なダンスが踊れるのも必要かもしれませんが、そうではなくて、ダンスの中にアイドル性というか、技術じゃない魅力が出てこそアイドルなんだろうな、と思うわけです。「自分の歌をお客さんに届けたい」「応援してくれてる声に応えたい」そんな気持ちがダンスに込められて欲しいんです。

 ほら、よくTVとかで、振付の先生がアイドルに振り付けてる舞台裏とか流れるでしょう。
先生の見本はキレがあって流れるように美しいけれど、それでも、舞台上のアイドルのパフォーマンスを見て、それに僕たちはアツくなるわけですよ(笑)


 そんな思いを桜さんに伝えて、できるだけアイドル定番の振りを中心にしながら、気持ちがお客さんに向いている振付を踊ってもらいました。

 ディアリースターズの主人公たちは、13歳~15歳と、とってもフレッシュです。
そんな彼女たちが、一生懸命にダンスを踊ってパフォーマンスしている、そういうシーンを演出したくて、わざと稚拙な部分を残したダンスにしてみました。
その思いが、少しでも伝わってくれれば、いつもよりちょっと苦労したダンスも、がんばったかいがあるというものですね。


 さて、来週、アイマスSPのDLCで、新曲「またね」が配信されます。
この曲は、またまたプロのダンサーさんに振り付けてもらったのですが、実演前に時間をかけてこの思いを説明して、「アイドルになりきって」「自分が主役だという気持ちで」ダンス実演してもらいました。
桜さんの時と逆のアプローチですね。なかなかよいダンスになったと思ってます。

 ぜひ、トレーラーなり、実際にダウンロードするなりして確認してみてくださいね。

                    2009年11月20日 カメコJ