ポリゴンなのに描きおろし?

こんにちは、えんどうです。
今回は販促印刷物などでおなじみ、『描きおろしポリゴンモデル』のポーズメイキングのお話です。

まず、用意するイラストのイメージが決定すると、2D素材デザイナーさんからアニメーターへキャラクターのポーズの作成依頼が来ます。

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集合イラストであれば、キャラごとの詳しい指示付きラフスケッチ&それらを組み合わせた全体イメージが届きます。ラフ画の他、細部の参考用に雑誌グラビアや実際に担当さんがポーズをとって写した写真も添えられていて、雰囲気を掴みやすくなっています。

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指示に沿ってはるみちゃん(アイマスモーション作成用標準モデル)でポーズを作り、実機のモーションビューアで使用キャラにあてて、バランス等を入念にチェックします。
特に指先の表情は、動きのある場面ではあまり目立たない(煩くならないよう極端には付けない)部分なので、こういう機会ははりきりどころです。また、発注されたポーズがいつか別の局面で別角度から使われる可能性も考慮して見えない所もしっかりと。
時にはのめり込み過ぎて、気が付くと1、2ポーズ作るだけで1日が終わっていたり...。

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そしてこんな感じになりました。
上の伊織は、ラフ画のポーズより若干崩し気味の姿勢になっているのが分かると思いますが、これは実際のキャラモデルでは腿部分がスリムなため、正面からのアングルでの上半身とのボリューム差を考慮してこうなったんですヨ.........と、理由を聞かれたら答えようと思っておりました。

こっちの方がティンと来たから。というのは秘密。

...さて、ポーズが完成したら、デザイナーさんにモーションデータを渡してイメージ通りの絵が撮れそうか確認をお願いします。OKが出ればアニメーターの仕事はここまで。
デザイナーさんの方で改めて、正式な表情や衣装のモデルを印刷にも耐える高解像度の画像として実機から出力し、(髪や服のはためく瞬間を切り出すにはやはり実機が最適とのこと)さらにきめ細かくレタッチして小物や効果を入れて出来上がりです。

たかがポリゴン画面写真と言うなかれ、一枚のイラストとして鑑賞に堪えうる完成度は、この手間があってこそなのです!


余談になりますが、これらの2D素材やポーズデータの作成は、開発内でも女性スタッフの手によって行われる事が多いのです。ええ。私自身もリアル娘を持つ親のはしくれ、自由にアイドルをポージングできるアニメーターだからと言って、妙な事はいたしません。ホントだよ!


まぁ...せいぜい娘の成長に目を細めてみるとか、

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まっこストリームアタックにノされてみるとか

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やるとしてもこの程度です。
にんまり。

それでは、次回がありましたらまたお会いしましょう。

2009年4月8日 3Dアニメーター えんどう