コラムではお初です。360版アイドルマスターよりTV出演周りに携わっております、3Dアニメーターのえんどうと申します。
いよいよ、アイマスSPテーマ曲としてもお馴染み"Colorful Days"、そのVer.L4Uを、皆様のもとにお届けできる日がやってまいりました!
...ああ、感無量です。ここまで長かった...。
思い返せば1年以上前。まだ仮歌だったこの曲に魅入られた私、当時別プロジェクトの任期満了前だったにもかかわらず、こっそりとウォームアップを始めてこの日に備えていたものです。いやアップと言っても具体的にくるくる回ったりはしてませんよ!ホントだよ!!
さて。
少々話は変わりますが、L4UのDLC楽曲のお仕事というのは前作の全曲パッケージ収録の時と違いまして、曲ごとに人体アニメーション加工、表情付け、カメラ割り、ステージ演出などがそれぞれの作業担当者の手により概ね同時進行で行われています。
どういう事かと申しますと、朝業務を開始してTV出演シーンを確認しますと...おお!昨日には無かったあんな表情こんなカメラワークが追加されてるよ!?ウヒョー!!...と、感動に打ち震えつつダンスをブラッシュアップできるのです!
今回の"Colorful Days"もまさにそれでした。そうです、代表的なものがあの「イメージカラーウィンク」。こんな事できたんだー!!と、いたく興奮したものです(内部的にはけっこうな無茶をして実現しているらしいですよ!)...が。
ですが。その時点での実際の見栄えはまだ、単に『歌詞に合わせて各アイドルが左目を閉じる』だけのものでした。後付けネタのため(そもそも表情はみんな後付けネタなんですが)、人体の動きと無関係すぎる表情だったのです。解像度があるぶん違和感も絶大で、これが実はかなり怖い!
早速、『片目にゴミが?』としか言いようの無いそれが、『可愛いウィンク!』として生きるように、彼女たちの動作にちょっとしたアクセントを付けました。効果はご覧の通りです。(ちなみにこれは表情プラス動作がうまく実装されたパターンですが、この手の追加演出が試行錯誤の結果やっぱイマイチだから没にしましょう...となる場合も勿論あります)
こういった、書いてしまえば「フーン」で済んでしまう、これっぽっちで意味があるの?という細かい工夫と、元のキャプチャーデータに囚われない思い切った加工の蓄積が、アイマスのダンスシーンを創り上げています。そういう部分を意識して見て頂くのも面白いかと思いますが、実は私たちアニメーターが何より目指しているのは、『何が凄いのかうまく説明できないんだけどとにかく見ているだけで凄い楽しい、アイドルたちの晴れ姿』だったりします。
制限の多い中でいまだ手探りの部分も多々ありますが、ライブ感溢れるハイエンドのステージに、どうぞこれからもご期待下さいませ!
2009年3月25日 3Dアニメーター えんどう



